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臨床試験とは?

放射線治療の臨床試験に御協力をお願いいたします。
JROSGでは、より効果が高く安全な放射線治療を開発し、普及させるために研究活動を行っています。

1)放射線治療の課題と多施設共同臨床試験

最近の科学技術・医学の進歩により、放射線治療も進歩してきました、その結果、治癒する患者数や、腫瘍に伴う苦痛が緩和される患者数が増加してきました。しかしまだ多くの患者さんが難治性がんに苦しんでいます。放射線治療による正常組織への被曝による副作用が問題である場合もあります。より有効かつ安全な新しい放射線治療を開発し、国内に普及させるために、臨床試験が行われています。臨床試験とは、人権を尊重しつつ新しい治療を科学的に開発する方法です。

日本では放射線治療は、放射線科において画像診断とともに扱うことが多いですが、世界的には画像診断を行う放射線科 (Radiology) と、放射線治療科 (Therapeutic Radiology) もしくは放射線腫瘍科 (Radiation Oncology) は別科となっているのが普通です。残念ながら、日本では一般医師への放射線治療の教育や、放射線腫瘍医・放射線治療専門技師・医学物理士など専門家の育成に遅れをとっています。それぞれの放射線治療施設は微力である状況で、複数の施設が力をあわせて、新放射線治療を開発・普及させるために多施設共同臨床試験が行われています。

2)放射線治療の臨床試験の特徴

抗がん剤の種類と投与量・回数などと同じように、放射線治療にも、放射線の種類・線量・回数・日数・治療範囲・照射法・精度など、特有のパラメーターや問題があります。有効であり安全な放射線治療を提供するために、どのように適切に選択すべきか、臨床試験においては、一定の手順と方法を用いて探索的に検討します。放射線治療には、数年後に発症する副作用もありますので、放射線腫瘍医による長期的な臨床研究が必要です。試験の結果や判断が、数年後に変更される場合もあります。