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NO:24-2017

JROSG粒子線治療委員会活動報告

特定非営利活動法人
日本放射線腫瘍学研究機構JROSG
会員各位

謹啓 皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
また、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
下記の通り、粒子線治療委員会活動の進捗状況をご報告いたします。

【粒子線治療委員会】

委 員 長:櫻井英幸(筑波大学陽子線医学利用研究センター)
副委員長:出水祐介(兵庫県立粒子線医療センター)
委  員:秋元哲夫(国立がん研究センター東病院)、荒平聡子(関東労災病院)、荒屋正幸(相澤病院陽子線治療センター)、有村 健(メディポリス国際陽子線治療センター)、石川 仁(筑波大学)、岩田宏満(名古屋陽子線治療センター)、大野達也(群馬大学重粒子線医学センター)、沖本智昭(兵庫県立粒子線医療センター)、奥村敏之(筑波大学)、菊池泰裕(南東北がん陽子線治療センター)、塩山善之(九州国際重粒子線がん治療センター)、清水伸一(北海道大学)、篠藤 誠(九州国際重粒子線がん治療センター)、白土博樹(北海道大学)、全田貞幹(国立がん研究センター東病院)、辻 比呂志(放射線医学総合研究所重粒子線医科学センター病院)、中村達也(南東北がん陽子線治療センター)、中村直樹(国立がん研究センター東病院)、原田英幸(静岡県立静岡がんセンター)、晴山雅人(札幌禎心会病院放射線治療センター)、福光延吉(筑波大学)、村山重行(静岡県立静岡がんセンター)、脇 隆博(津山中央病院)

【活動状況報告】

粒子線治療委員会は平成26年12月に発足し、委員長として櫻井英幸(筑波大学)、副委員長に出水祐介(兵庫県粒子線医療センター、敬称略)が選出され、これまで活動を行ってきました。重粒子線治療については、すでにしっかりとした臨床研究グループ(J-CROS)がありますので、JROSGの粒子線治療委員会は、J-CROSとも連携をとりつつ、主に陽子線治療についての臨床試験を推進する委員会として活動しています。
現在、先進医療Aとして行われている粒子線治療は、統一治療方針に基づく全例登録事業を実施しており、2017年11月に1回目の厚労省への報告書をまとめました。また、多施設共同研究として後ろ向きに集積したデータを解析し、国際誌へ投稿しています。先進医療Bとして有用性を検証すべき疾患として、肝癌、肝内胆管癌、前立腺癌があり、これらの疾患では試験が開始されています。特に、前立腺癌では、JROSG泌尿器委員会(中村和正委員長)とともに、IMRTの前向き登録を同時に実施し、数年の後に治療結果を比較可能な状態を作りたいと考えております。

・前向き介入研究
「切除不能、局所療法不適の肝細胞癌に対する陽子線治療の多施設共同臨床試験」(研究責任者、白土博樹)
「切除不能かつ化学療法非奏功または不耐例の肝内胆管癌に対する陽子線治療」(研究責任者、櫻井英幸)
「局所限局性前立腺癌中リスク症例に対する陽子線治療の多施設共同臨床試験前立腺癌(中リスク)」(研究責任者、櫻井英幸)

・後ろ向き研究
「早期肺癌に対する陽子線治療の後ろ向き研究」
癌治療学会、放射線腫瘍学会などで発表の後、英文誌に投稿予定。
「前立腺癌に対する陽子線治療の後ろ向き研究」
癌治療学会、放射線腫瘍学会などで発表。英文誌に投稿(リバイス)中。

【今後の活動方針】

現在は、膵癌に対する陽子線治療の臨床試験を実施することが急務となっています。
粒子線治療は今後の放射線治療の中で、新しい役割を担う可能性を秘めています。放射線腫瘍学の発展のため、粒子線治療に興味のある多くの若手医師の参加を歓迎いたします。また、魅力ある臨床試験の実施のためと、多くの放射線腫瘍医、関連各科にもご協力いただく必要があります。
臨床試験の継続のためにかかる費用がなかなか取得できず大変困っています。会員の皆様、関連企業の皆様から、良いアドバイスをいただけたら幸いです。

以上

こちらの報告内容は、JROSGホームページ内の部位別専門委員会のページでもご確認いただけます。今後ともJROSGの活動へご指導、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

謹白

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